カーヴィとゆずの師匠で、「マンダラ」という名の薬草店を経営している。近所の人からは優しいお姉さんだと思われているが、弟子二名からは畏れ敬われている。彼女たちから届いた手紙を読んでいると、一飜市に移住してから二人はどこか変わったようだ。レイアは、弟子たちに影響を与えている雀士のことをその目で確かめたくなり、一飜市を訪れた。
You are here
レイア
2 dressups
12 emotes
19 voice
- ごく普通の薬草よ、そう遠慮しないで。弟子のカーヴィとゆずがずいぶんお世話になってるみたいだから、ほんのお礼……ええ、その通り。私はあの子たちの師匠、レイアよ。ここ「マンダラ」の店主でもあるわ。何か入り用の物があったらいつでもいらっしゃい。お喋りだけでも大歓迎よ。
- 少し待っていて、先にこのお茶を飲んじゃうから。これがないと頭がスッキリしなくって……よかったら君も一杯いかが?
- あら、来てたの?そこに座ってて。ごめんなさい、今先生考え事してるの。片付くまで少し静かにしてて……いい子だから。
- よくやったわね。君は思った通り、とってもいい子だわ。いつも私の期待に応えてくれる。
- カーヴィもゆずも、私の自慢の弟子なの。小さい頃はいつも私にべったりだったのに、今はあまり一緒にいたがらないのよね。うちにご飯食べにおいでって誘っても、いっつもしぶしぶって感じだし。反抗期の子って、ほんと困りものよね。
- ワンちゃんもネコちゃんも、可愛いんだけど、いたずらっ子で食いしん坊なのよね。うちは生き物に害のある植物がたくさんあるし、間違って食べちゃったら大変。だから、たまにこうしてペットショップの前を通りかかった時は、あの子たちにちょっと挨拶するだけにしてるの。見るだけっていうのもなかなか良いものね。
- 一度決めたことは、最後までやり抜いて。揺るぎない意志は、魔法の結果にも影響するの。麻雀も同じ、自分の選択一つ一つを信じ抜けば、最後にはその意志が応えてくれるわ。
- 二階堂さんとアフタヌーンティーのお約束があるのだけど、君も一緒にどう?君だったら、彼女もきっと歓迎するはず。
- 師に歯向かうことで、自分の成長を示そうとする幼稚な振る舞い……若い年頃の子ならではって感じで、可愛げがあるわよね。師匠はね、そういうわがままは、ひとまず見逃してあげるものよ。ただし私が我慢できる範囲で、だけど。
- いいえ、違うでしょう。君のような賢い子なら、私が聞きたいのは理由なんかじゃなくて、「ごめんなさい」この一言だってことくらい分かるはずよね?……そう、それでいいのよ。
- 大丈夫よ、君はただちょっとそそっかしいだけで、やり方を間違えている訳じゃないから。失敗したらまた挑戦すればいいの。安心して、君は正しいわ。だって師匠である私が正しいって信じてるんだもの。
- お気遣いありがとう。プレゼントよりも、これからの君の成長の方が私は楽しみよ
- こんなに良いものをわざわざくれるなんて。今日は早めに店じまいした方がよさそうね。
- 貴重な薬草ほど、心を込めてお世話しないといけないの。当然、これには想像を絶する手間がかかるわ。弟子達への教育もそれと同じね。
- 「薬も過ぎれば毒となる」、正しい指導の下で飲まなければ、薬もかえって災いの元となってしまうわ。才能もそうよ。だからこそ、正しい指導が不可欠なの。
- 心配いらないわ。草花を育てる上で、指の怪我はつきものだから。私は今、この子たちとぶつかり合って心を通わせているところなの。そして最後にはこの子たちが花開き、実を結ぶ瞬間に立ち会うのよ。
- 生徒たちの自主性を尊重するのは確かに大事。でもね、師匠たるもの、放任主義を間違った教育の免罪符にしては駄目。飴と鞭は、どちらも欠かせないものなのよ。
- うふふっ、カーヴィやゆずが君を特別視する理由が分かった気がするわ。君自身のことについて、もっと聞かせてもらっても良いかしら?出来るだけたくさん……ね?
- すくすく育つはずだった苗木でも、手入れを怠ったり、自堕落に浴するようになれば、最後には音もなく枯れてしまう。私ね、これが一番我慢ならないの。私の弟子になりなさい。君には、この命令に従う価値があるわ。
illustrations / tweet illustrations