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こってりしたジャージャー麵を選ぶ。

jyanshi: 
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二階堂さんにジャージャー麵を注文すると、幸いにも注文した料理はすぐに出てきた。つやのある手打ち麺には雑穀が入っているようで、その上には粗めに刻まれた肉やニンジン、ジャガイモなどで作られた特製肉みそがたっぷりと乗っている本格派だ。濃厚でこってりした香りがダイレクトに顔面にぶつかってくる。 [二階堂美樹]なぜジャージャー麵なの? [player]なんとなく。前に晩ご飯作ってくれたときから、たぶんこういう濃いめなのが好きなんじゃないかなって思った。 [二階堂美樹]ふふっ。そんなに私のことを考えてくれてたのね。じゃあこの麺をPLAYERさんだと思って美味しくいただいちゃおうかしら。 二階堂さんはいつもそうやって私のことをからかう。あのあと二人で美味しい麺料理に舌鼓を打ったわけだが、帰り道もずっと二階堂さんのことで頭がいっぱいだった。こんなに余裕を持って人と接するし、もしかして二階堂さんは恋愛経験も豊富なのかな。